活動レポート詳細
第1回ももスタピッチナイト・ブラッシュアップ道場
7/16(木)に『第1回ももスタピッチナイト・ブラッシュアップ道場』が開催されました!ピッチナイト・ブラッシュアップ道場は、ピッチ経験者向けにさらなるブラッシュアップを目指して、県外起業家のピッチに触れる機会と交流を目的としたイベントです。
今回は兵庫との交流ピッチ!メンターには、岡山から株式会社ちゅうぎんキャピタルパートナーズの石元 玲氏、兵庫から兵庫県スタートアップ支援拠点起業プラザひょうご運営責任者 中西 雅幸氏にお越しいただきました。

【タイムスケジュール】
18:00 ー 受付開始
18:30 ー ももスタ・メンター紹介
18:40 ー ピッチ開始
19:40 ー アフタートーク
20:00 ー アンケート、写真撮影
20:10 ー 交流会
20:30 終了予定
今回は、岡山で事業を展開する4組の起業家と、兵庫から参加した3組の起業家、あわせて7組の方にご登壇いただきました。岡山の起業家には中西さんを中心に、兵庫の起業家には石元さんを中心にフィードバックが行われ、ピッチを通じて両地域の交流が自然と生まれる時間となりました。
トップバッターは、岡山から就実大学の平川拓虎さん。岡山には夢を語る場所が少ないという課題意識から、若者にスポットライトを当て、夢や目標を宣言してもらうポッドキャストを運営されています。現状は収益化ができていないという課題がありつつも、やりたいことが決まっているのに動き出せない人にとっての踏み台や「やりたいことが見つからない」という人が挑戦したいことを見つける環境をつくり、最終的には、夢を追いかける人を集めた事務所をつくりたいという展望を語られました。
メンターのお二人からは、すでに行動を起こし、フォロワーを獲得している点が評価されました。一方で、最終的にフォロワー1000人を目指すのか、100万人を目指すのかによってやるべきことが変わってくることから、目標設定の重要性についてアドバイスも送られました。


2組目は、岡山から岡山県岡山朝日高等学校の永易美月さん、大原有莉乃さん、神崎由衣さん。動物園の飼育員が日々記録している観察データが、世界の生物多様性保全にとって非常に重要なデータになり得るということに着目し、飼育員と研究者を繋ぐプラットフォーム「TERRAAQUA」について発表されました。海外の動物園では保全・教育・飼育の拠点としての役割が確立されている一方で、日本の動物園・水族館は研究機関とつながる仕組みをまだ十分に持っていません。飼育員と研究者が知見を共有し、連携できる仕組みを構築することで、動物園は相談相手の不足を、研究者は共同研究先を探す負担を解消できるといいます。
これまで飼育員の頭の中や紙の記録の中に留まっていた知見が社会に開かれることで生まれる、大きな可能性を感じるプレゼンでした。

3人目は、兵庫から関西外国語大学の立石翔唯さん。外国人ユーザーによるSNS投稿マーケティングの事業に取り組まれています。マーケティング手法としてSNSが主流となる中、企業は投稿制作のコストや海外市場へのリーチの難しさといった課題を抱えています。そこで、外国人の一般ユーザーが多言語で本音のレビューを発信することで、自然なアプローチを行える点を強みとしてお話しされました。
メンターのお二人からは、顧客企業をどれだけ獲得できるかが成功の鍵になること、また、まずはプラットフォームが完成する前にアナログでサービスを回し、仮説検証を行うことの重要性についてアドバイスが送られました。


4人目は、京都からmicomia株式会社の畑井駿佑さん。学生起業でソフトウェア開発会社を立ち上げ、フリマアプリや日本語学習アプリなど、これまでに約64件のアプリを製作してきた畑井さん。お客様から「問い合わせフォームへの営業に悩まされている」という相談を受けたことをきっかけに、問い合わせ内容を解析し、本当に必要な問い合わせだけを選別するAIサービスを開発されています。市場を先に考えて生まれたサービスではなく、実際のお客さんの相談からスタートした点が印象的でした。一人の困りごとの解決から始まったサービスですが、同様の課題を抱える企業は数多く存在すると想像され、今後の事業拡大に期待が高まります。

5人目は、岡山から株式会社テンダーハーツの蓬郷たけしさん。東南アジアに生息し、木の幹からでんぷんが取れる「サゴ椰子」という植物を活用したサゴ麵の開発に取り組まれています。サゴでんぷんには低カロリーで血糖値の上昇を抑える効果があり、便秘に悩む方や糖尿病患者・糖尿病予備軍をターゲットに、岡山県の企業と共同で、だしとセットにした商品として販売していきたいとお話しされました。
メンターのお二人からは、初期ユーザーをどのように獲得するかが重要であることから、ターゲットが治療や予防にどの程度お金をかけているかをリサーチし、それを踏まえた価格設定を行うべきだというアドバイスが送られました。


6人目は兵庫から神戸大学の治田颯希さん。国際協力への関心からウガンダを訪れた際、生ごみが原因で発生したごみ山の崩落で多くの犠牲者が出たことをきっかけに、リサイクルされていない生ごみから価値を生み出す事業を始められました。1日に約600トン排出される生ごみを、水分量に応じてたい肥やバイオ燃料へと変え、レストランや農家に販売しています。現地最大のゴミ回収業者やスラム地域の住民と連携し、日本から遠く離れたアフリカでビジネスを立ち上げる治田さんのバイタリティが強く感じられるピッチでした。

ラストは、岡山からのんびり屋の田中美来さん。吸引用筋膜リリースの機器を活用し、企業向けに疲労回復ケアを提供されています。筋膜リリースによって血液が改善され、肩こり・腰痛・頭痛の改善や免疫力向上など、さまざまな効果が期待できます。さらに、施術中の会話を通じて社員一人ひとりの悩みや健康状態を把握し、カルテを作成できる点も特徴として紹介されました。半年で5社との契約を目指し、活気溢れる日本の実現に向けて、顧客だけでなく仲間も増やしていきたいという今後の展望をお話しされました。


今回も、岡山・兵庫ともに今後の展開が期待される多彩なピッチが繰り広げられました。
最後はみんなで、ももスタポーズ!
中西さん、石元さん、登壇していただいた7組の方、そしてご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!!!
