活動レポート詳細
12/11(木)地方発スタートアップのEXIT実体験 IPOだけじゃない!出口戦略としての「M&A」の可能性
12/11(木)に『地方発スタートアップのEXIT実体験IPOだけじゃない!出口戦略としての「M&A」の可能性』が開催されました!
今回のイベントでは、株式会社MOC 代表取締役 森祐太氏とちゅうぎんキャピタルパートナーズ 石元玲氏に地方発スタートアップの成長ストーリーを語っていただきました。

【タイムスケジュール】
18:30ー18:35 オープニング
18:35ー18:45 登壇者紹介
18:45ー19:45 トークセッション
19:45ー20:00 Q&A
20:00ー20:10 クロージング
20:10ー20:30 交流タイム
イベントは森さんによる大分県での取り組み紹介から始まりました。森さんは大分にあるインキュベーター施設が原点であり、すべてを手作りでスタートしたそうです。完全自己資金で”自分”のサービスを作るために夜な夜な開発に勤しまれたそうですが、最初はどれも失敗に終わったとのこと。

今回のテーマとなる会社設立のきっかけは大分にいる隣家のおじいちゃんとの会話でした。しいたけの畑を引き継いでもらうためにハローワークに募集を出しているもののなかなか人が来ないとのことでした。
なぜ来ないのか。それは、求人者と求職者の求めているものに差があり、マッチングしづらかったためでした。その点に気づいた森さんはAPIを利用してデータを同期させることで、24時間応募可能なプロダクトを開発しました。ハローワークのデータを活用したサービスは日本初であり、直近では6000社に利用していただくほどに成長したようです。
そんな森さんが一番大変だった時期は2019年からコロナ禍を経てM&A、上場をするまでの期間だとおっしゃっていました。2019年の11月に大きな怪我をし、2020年頭にはコロナウイルスによりキャッシュフローが厳しくなり倒産を覚悟したといいます。その後は、特別融資制度等により資金調達を完了させることができ、12月には譲渡先である株式会社トライトより、DMで連絡があったそうです。そして、2021年にM&Aを完了し、翌々年には上場というハイスピードで駆け抜けられたそうです。
後半は、石元さんとのトークセッションです。
森さんの事業は”誰も思いつかなかったものなのか、それとも、できなかったものなのか”という問いに対しては、地方では多く使われているデータであるものの、大手企業はそれが分からず、有用であるということに気づいて活用したのが初めてであったとおっしゃいました。

M&Aに関しては、株式会社トライトは始めから買収に興味があったわけではなく、事業連携に関するコンタクトから始まったそうです。その中で、森さんは次のファイナンス先を考えていたため、株主という意味合いでの資本業務提携に繋がったそうです。M&Aにあたっては、ファイナンス以外の文化も非常に重要視されていました。買収されて終わりではなく、その後も尊重して、事業をさせてもらえる社風や買収されるにあたっての提示条件を受け入れてくれたことも良かったそうです。
苦労した点は、当時は、M&Aが一般的ではなく、また、大分という地方企業でもあったため、相談できる人がいなかったと言います。そのため、本などを読んで勉強をなさったそうです。また、M&A後の大変だったこととしては、会計基準を合わせることだそうです。国際会計基準に一致させる必要があったため、3か月近く徹夜で作業をされたそうです。
森さんは、当初は外部資金は入れない予定でしたが、規模拡大のためにベンチャーキャピタルからの資金調達を行い、その際に、出口を作らないといけないと宿命づけられたとおっしゃっていました。そのため、より頑張る決断をなさったようでした。
今回のイベントは、地方発スタートアップによるM&Aに至るまでの背景や交渉、IPOするまでの経営者の苦悩・ストーリーをぶっちゃけで話していただきました。今後、M&AやIPOを目指す起業家の学びのヒントになったのではないかと思います。
最後はみんなで、“ももスタポーズ”!
森さん、石元さん、そしてご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!!!
