活動レポート詳細

2/11(火)ピッチ研究会
2/11(火)に『ピッチ研究会』が開催されました!
今回のイベントの登壇者は、株式会社ビス・クリエイション代表取締役の初谷昌彦さん、昨年のOSAグランプリ受賞者の藤原咲歩さん、株式会社ブルースプリングCEOの大西奈菜子さんです。
『ピッチ研究会』は、ピッチ成功の秋訣を学び、ピッチカを大きく向上させるための内容を学ぶことができるイベントでした。
【タイムスケジュール】
13:30 受付開始
14:00 スタート・ももスタ紹介
14:10 トークセッション
15:20 アンケート・写真撮影
16:00 終了
参加者は中学生から大人まで幅広く、初めてピッチに触れる方も多くいらっしゃいました。
まずは、登壇者の自己紹介からスタート。
藤原さんは、失語症を持つ人とスムーズに会話できるツールを研究・開発している方です。お父様が失語症になり、家族の会話が激変したことがきっかけで、この課題に取り組み始めたそうです。
大西さんは、株式会社ブルースプリングCEOとして学生起業をされています。現在は家業を続けながら新規事業を展開中です。
初谷さんは、2008年に株式会社ビズ・クリエイションを創業。住宅業界に特化した広告会社として県内トップシェアを獲得。住宅業界の広告会社で成長しています。
お三方の人となりが分かったところで、本題へ。最初は、ピッチとは何かという話を初谷さんから解説いただきました。
ピッチは、見ている人まで何を伝えどう評価されるかまでを考えて工夫しないといけないことがピッチの難しいところでもあり面白いところでもおっしゃっていたのが印象的でした。
続いて、トークセッションが始まりました!まずは、ピッチとの出会いについて。
藤原さんは、家族が失語症の家族と話すためのツールを開発していたものの、研究や開発をするためのお金、誰かに会うための交通費がないというところで、挑戦する資金が欲しいから。大西さんは、ピッチに出ることで多くの人に自分の想いを聞いてもらったり、いろんな人と合うため。初谷さんはKengaku cloudのデモができていて、それをスケールしていくための資金調達のためにピッチに挑戦したそうです。
それぞれのきっかけが違うことを知り、目的を持ってピッチをすることの大切さを学ぶことができました。
また、途中で行われた質疑応答の時間では、「原体験が無い場合はどうすればよいか?」という質問があがりました。
これに対し、初谷さんは「ピッチは原体験が無いと厳しい。だけど原体験は作ることができる」と教えてくださいました。
その他にも、ピッチでの緊張のほぐし方や、評価されたピッチの自己分析など、様々な切り口でピッチを語っていただきました。
深ぼれば深ぼるだけ、ピッチに対する熱意が伝わってきて、お二人とも自分を過信することなく、素直に学ぶ姿勢が本当に素晴らしいです!
そして、心をつかむ資料のポイントについて、初谷さんからお話頂きました。ピッチ資料を作る際は、自分の伝えたいメッセージとデザインが一致するように受け取る側の想像をしつつ作ることが勝利への確率を上げるポイントであると教わりました。
特に審査員の視点を知るために審査員の背景を知ることは重要であると仰います。今年3月開催のOSAは審査員情報が公開されているので、挑戦される方はチェックされてみると良いかもしれませんね!
今回のトークセッションは、内容に奥深さを持たせて審査員に質問させるテクニックや、本人に聞かないと分からないようなピッチの作り方を具体的に知ることのできる貴重な会となりました!
そして、実際にYouTubeに上がっている藤原さん、大西さんのピッチを視聴しながら、対照的なピッチの在り方を見つつ熱量のあるプレゼンから、ピッチに至るバックストーリーを語っていただきました。大西さんは、ピッチのフィードバックでは、好みもあると思うので、自分の伝えたいところは大事にしつつ素直に受け入れつつ、自分の芯を持ちながら修正していく姿勢を大事にされていることを学びました。
最後には、希望された参加者のピッチと公開フィードバックを実施しました。質疑とフィードバックの時間では、初谷さんから発表へのアドバイスに加えて、藤原さん、大西さんからいただいたコメントを真摯に受け止める姿勢が素晴らしかったです!
最後はみんなで、“ももスタポーズ”!
初谷さん、藤原さん、大西さん、そしてご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!!!