活動レポート詳細
第5回 ももスタピッチナイト・ブラッシュアップ道場
1/16(木)『第5回 ももスタピッチナイト・ブラッシュアップ道場』が開催されました!
ピッチナイト・ブラッシュアップ道場は、ピッチ経験者向けにさらなるブラッシュアップを目指して、県外起業家のピッチに触れる機会と交流を目的としたイベントです。
今回は、大分県との交流ピッチがテーマとなり、岡山と大分の起業家による熱いプレゼンテーションが繰り広げられました!
今回のピッチのメンターには、株式会社ちゅうぎんキャピタルパートナーズ取締役・投資部長の石元玲氏、大分県から大分ベンチャーキャピタル株式会社取締役営業本部長 兼 投資事業部長 松本晋也氏にお越しいただきました。
【タイムスケジュール】
18:00〜 受付開始
18:30〜 ももスタ・メンター紹介
18:40〜 ピッチ開始
19:40〜 アフタートーク
20:00〜 アンケート、写真撮影
20:10〜 交流会
20:30 終了予定
今回は、岡山で事業を展開する3名の起業家と、大分からの3名の起業家、計6名の方に登壇していただきました。
従来のイベント同様登壇者の方は、ピッチ前にメンターの方にフィードバックがほしい部分を共有してからのスタート!
今回は資金調達に関してのフィードバックがほしいという方が多く、VCとして活躍するメンターのお二人もフィードバックに熱が入っておりました。
トップバッターは、岡田さん
自分好みのアバターを使って気軽にメタバース空間を楽しんでもらいたいという想いからアバター開発をもっと気軽にできるアバターが作成できる様にできるアプリについて紹介いただきました。
メンターのお二人は、松本さんはメタバースやアバターといった最先端を行く高い技術に興味を示し、数字や実績をしっかりと出していく事の他に、競合との差別化を図る為の唯一無二性や自身の事業にかける熱量をしっかりと出す事が重要とのアドバイスをされておりました。

続いては、岸本さん
岸本さんは近年増加傾向にある不登校児に目を向け、教育の世界を変えたいという想いから不登校児に寄り添う支援サービスについて披露してくださいました。
岸本さんだからこそできることを自身のリアルな実体験から、本当の意味で不登校児に寄り添うとはどういうことなのか、不登校により生き辛さを感じている子供達がどの様な状態になっていってほしいのかといった部分まで熱く語ってくださいました。
松本さんはこのピッチに対し、実体験で得た感動をもとにする事業はとても良いと岸本さんのプランを賞賛し、頑張ってほしいとエールを送りました。
続いて3人目は、西坂さん
岡山県最後の登壇者です。
西坂さんは多忙な教育現場の業務効率化を測るアプリについてプレゼン。
ピッチ前に西坂さんはエモーショナルに語るのが苦手だと語っておられましたが、メンターの松本さんは非常にエモーショナルだったと絶賛。学校の先生は仕事とボランティアの線引きが曖昧な部分もあるため、西坂さんのアプリを使用することで先生方の業務効率があがり負荷が減っていくと良いとコメントされました。
石元さんはターゲット層や競合他社について質問を行い、現在考えている事業アイデアがどの様に変化していくとより良くなるのかを具体例をあげてコメントされました。
岡山の起業家3名の発表が終わった後は、大分の起業家のピッチへ!
1人目は、アップソイルカンパニー株式会社の中原さん
中原さんはゴミとして回収できない園芸用土の環境プラットフォームを開発し、色々な業者を巻き込みながら再生エネルギーの輪を大きくしていきたいといったプレゼンをしてくださいました。
中原さんのピッチに対し、メンターのお二人は中原さんのアイデアとピッチ資料の完成度の高さを賞賛し、協力者、仲間探しの方法について具体的なアドバイスをされておりました。
2人目は、ティールファシリティーズの原田さん
インフラを整備する職員の方向けに、必要な時に必要な情報を職員へ提供するというシステムを構築し、業務に携わる多くの方の助けになる様な事業をしていきたいと語ってくださいました。
このピッチに対し、メンターのお二人はピッチをする相手を意識した資料作りや、相手の興味関心を引くピッチの仕方等について具体的なアドバイスをされており、原田さんは2人のメンターの話を聴きながら深く頷いておられたのが印象的でした。
トリを飾った大分3人目の岡野さんは
日夜現場と書類業務に忙殺される現場管理責任者の方が現場に集中できる様な事業についてピッチされました。
また、現代の働き方として浸透しているテレワークについても優秀な技術者をあつめた唯一無二のテレワーク企業をめざしたいと熱く語られました。

岡野さんの熱いピッチを聞いた石元さんもその想いに応える様に
ターゲットや規模感、課題などについて深掘りを行い、投資家の目線でピッチを聞いた時に何が足りていないのか、どこをブラッシュアップすれば伝えたいことが伝わるのかを熱くフィードバックされました。
松本さんは、なぜ岡野さんの会社が選ばれるのか、資料の見辛かった点などを改善点を具体的にしっかりとフィードバックされていました。
岡野さんも石元さんや松本さんからでた質問に対し、しっかりとご自身の考えを伝えられており、登壇者とメンター双方の熱を感じるピッチでした。
登壇者とメンターによる熱い対話を終え、今回のピッチイベントは終了しました。
メンターの多角的視点によるフィードバックに加え、登壇者の方の前のめりに話を聞く姿勢がより際立ったイベントでした。
アンケートでは、「起業をしてみたいと思ったばかりだったので、色んな方々のビジネスについて聞けたことがとても良かったです。」「登壇者の熱意とメンターのクロストーク
が良かった」「事業内容についてどのような点をピッチに盛り込めばいいかが勉強になった」「投資家目線のフィードバックを伺えたので、とても勉強になりました。」といった声が寄せられ、登壇者とメンターの熱が会場にも伝わっていたのが伺えました。
最後はみんなで、“ももスタポーズ”!
石元さん、松本さん、そしてご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!