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ももスタの新年度第1回目のイベント

4月25日に「奥田ナイト!」が開催されました👏👏

イベントの登壇者は、奥田浩美さん。
今日のように国の政策としてスタートアップエコシステムが構築される前から、スタートアップ業界を牽引されてきた重鎮です!!

通常ももスタのイベントは20名前後で行われることが多いのですが、さすがは奥田さん。
今回はなんと総勢50名近くの方々が会場に集まりました。会場の約半数が女性で4割の方が岡山市外から来られており、奥田さんの引きの強さには驚かされます。

トークセッションはじめの自己紹介では、「未来から来ました!」と笑顔で話す奥田さんの一言に会場の空気が一気に引き込まれます。奥田さんが言うとほんとに未来から来たような気がするから不思議です(笑)

その後は奥田さんのこれまでの経験や価値観を余すことなく披露して下さりました。会場で参加されていた方は沢山の言葉やエピソードが心に残ったのではないでしょうか。ここではいくつかの奥田語録をお届けします。

「わくわく、ぐらぐら」
不安定で不明瞭な時代を生きているわたしたちにこそ大事にしたい価値観です。これだけ変化の速い時代は、両足を着いて目標を持ってやっていこうとすると、時代の速度に流されてしまいます。そんな私は片足だけで立ち’ぐらぐら’することを大事にしています。そしてその中でわくわくした方向に向かっていくことが一番良い状態だと思っています。わくわくしてぐらぐらしているひとを笑うのではなく、リスペクトする環境を作って欲しいと思います。

「喜怒哀楽を差別しない」
この時代は一人ひとりの感情こそが重要です。感情はどの地域にも平等にある資源。自分の心にある喜怒哀楽をプロットして振り返ってみると、4つの感情のうちどれか一つでも欠けてしまうと今の自分はないと思います。取り残されている地域にこそ、怒りと悲しみがあるはず。まずは東京や世界を見る前に、自分の地域にどんな差別された感情があるかを見ることが大事です。そこを資源に事業は生み出せると思っています。

「協調性という概念」
もしそこに3人の人がいたら3人が重なっている部分を協調性と呼ぶのが日本式です。じぶんたち流の定義は、3人いたら3人がそれぞれ挑戦し、大きな枠に拡大していくこと。あらゆる会社のTOPがインド人になっているのはなぜか。それは大きな枠を描き、どんどんビジネスを拡げていけるからです。異なる人の存在が大切で、異なる人が存在できる形での協調性をリーダーは生み出す必要があります。

「Be the change」
あなたが見たい世界の’変化そのもの’にあなた自身がなりなさい。「こんな世界だったらよいのに」と思う前に、最初の「変化」に自分がなる。私は私として変化そのものになってきたのだから、ぜひご一緒に!別の分野で!

トークセッションの後は、希望者5名による事業ピッチを行いました。実はこのピッチ、意図したわけではなく女性の希望者があっという間に集まり、すぐさま定員となりました。奥田さんに自分の事業を披露するまたとないチャンスですからね。それにしても本当にあっという間に埋まったので本当に驚きでした。

奥田さんは様々なフィードバックをして下さりました。中でも特に印象的だったのは、「世界をよくするための’インパクト’に今後資金が集まるし、その潮流が既にでき始めている。だから周囲の大人が言うネガティブなことは一切気にしなくていい」と、高校生の起業家にかけたこの言葉。規模こそ小さくて解決の難易度が高い社会課題に取り組む方も増えてきているこの時代。数々のスタートアップを見てこられた奥田さんがこれを言う意味は大きいです。とても勇気付けられる素晴らしいフィードバックでした。

数多の困難を乗り越えてきた奥田さんの言葉だからこそ、多くのひとの心に届くのでしょう。この場に大きなエネルギーをもたらせてくれた奥田さんに改めて感謝です!!

ちなみに、この奥田ナイト。なんとシリーズ化しているようで、次は名古屋での開催が決まっているんだとか(笑)岡山が記念すべき第一回目の発信地になれて良かったです!!

ももスタでは本年度も魅力的なイベントを行っていきます。
スタートアップ起業を志す方、アトツギ経営者の方、もちろん初めての方も!
ぜひお気軽にももスタのイベントに参加してみてください!