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STARTUP KINGDOM ×ももスタ『起業のリアル』~ 起業一年生の社長が語るリアルな起業トーク ~

”STARTUP KINGDOM ♯11 in ももスタ”、『起業のリアル』が開催されました。

セッション1:株式会社ウィズレイ 代表取締役 森山圭氏

株式会社ウィズレイは光を用いた技術=Technology with Rayから、社名をウィズレイとし、
分光分析技術を用いた医薬品判別システム等を提供することにより、薬剤師の調剤業務をサポートし、薬剤師がより患者さんに寄り添った業務へと集中できる環境作りを理念としているそうです。
散薬監査支援装置「コナミル」を使うと、一包化散薬の内容物を包装フィルムの外から判別し、処方箋情報と合致しているかを瞬時に判断することが可能となり、薬剤師の業務負担の軽減に役立ちます。

起業に至るまでの経緯、森山氏自身の幼少期からの経験を振り返ってお話しいただきました。散薬監査支援装置「コナミル」の試作機を制作する際に、趣味であったプラモデル作りの技術が役立ったエピソードなど、興味をもって取り組んだ経験が、様々なことに役に立っていると実感されているそうです。『直感をささえているのは過去の経験』『動かないと先は見えない』『興味をもったら、とりあえずやってみよう!』『あなただけの経験の組み合わせがあなただけの武器なります!』と力強いメッセージをいただきました。

セッション2:株式会社フツパー 代表取締役大西 洋氏

株式会社フツパー は『はやい・やすい・巧いAIを』をコンセプトに中小企業の課題を解決するための画像認識AIサービスを提供しています。食品工場や部品工場における検品業務など、従来は人が目視で行なっている作業を工場の現場にAIを組み込んだデバイスを設置し、そのデバイス上で画像認識処理を実行。作業の自動化により工場の経費削減となり、ネットワークを整備するための初期工事なども必要ないため、導入までのスピードも早いそうです。

株式会社コンテンツクルー藤田圭一郎氏とのトークセッションでは2018年に起業を目指し岡山へ、そしてイスラエルへ渡ったものの1ヶ月で帰国した経緯、その後会社員として働き、フツパーを創業をしたエピソードを伺いました。様々なサービスを考える中で、2018年当時に考えていたサービスは原体験のない事業だったため、「実際こんなことがありました、だからこれをやります。」といった話ができなかったり、競合などの情報が認識不足だったりしたが、今のサービスは競合分析や市場分析の質問が来ても実際に関わっている分野なので経験から受け答えができたり、サービスを利用してくれるユーザーへのヒアリングを事前に行ったり、サービスを考えていく上の視点も変わってきたと話されていました。

目標とする事は「文字や明確な数字にして書くこと」で実現されたエピソードも伺いました。

社名のフツパーはヘブライ語が語源(英語:hutzpah)の「大胆さ、厚かましさ、しつこさ」という意味を持つそうです。『社名のようにとことん辛抱強くというやっていきます。』とこれからの意気込みを伝えていただきました。

その後3名のピッチ、ネットワーキングが行われイベントは終了しました。

 

【STARTUP KINGDOM ×ももスタ起業のリアル~起業一年生の社長が語るリアルな話~】
【開催日時】2020年6月27日(土)13:30〜16:00
【プログラム】
13:30-13:40 オープニング
13:40-14:30 ゲストトーク①株式会社ウィズレイの代表取締役の森山圭氏
14:30-15:20 ゲストトーク②株式会社フツパーのCEO大西洋氏
15:20-16:00 ピッチ
16:00 クロージング&記念撮影
16:00-17:00 ネットワーキング

登壇者
森山 圭氏 :株式会社ウィズレイ 代表取締役https://wizray.jp
就実大学薬学部准教授であり、薬剤師の対物業務軽減を目的として分光分析を用いた調剤支援システムの研究開発にも取り組み、この研究成果を社会実装するため、2019年7月に就実大学初となる大学発ベンチャー企業「株式会社ウィズレイ」を設立。

大西 洋氏:株式会社フツパー 代表取締役 https://hutzper.com

2020年4月に株式会社フツパー設立。工場向け画像認識エッジAI サービスを展開、コンセプトは「はやい・やすい・巧いAI」。会社設立から約1ヶ月でANRIより資金調達を実施、現在は関西拠点で活動中

共同主催:STARTUP KINGDOM、おかやま・スタートアップ支援拠点運営委員会