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eスポーツ勉強会


岡山を中心にeスポーツ事業を展開するANCHORS株式会社の河内山翔平さんを講師に迎えゲームとeスポーツについてお話いただきました。

「ゲームは必ずも悪ではないです!」というお話から勉強会はスタートしました。
ゲームをすることで望める成長として認知機能の向上、社会性の向上など、研究や論文で発表されているそうです。
今のゲームは、一昔前のゲームと違い、ゲームのオンライン化、またゲームのコミュニケーションツール化が進み、ゲームをプレイしている様子を見ても何をしているのかわかりづらく、またゲームに対する考え方も変化しているとのこと。

昔のゲームは(例としてマリオやドラクエなど)ローカルゲームで基本的に一人がプレイし、みんなでプレイする場合でも一ヶ所に集まる必要があったのに対し、今のゲーム(マインクラフト、フォートナイトなど)はオンラインでプレイし、対戦または協力しながら対戦することも可能になっているそうです。

ゲームがオンライン化することで同じ空間にいなくても一緒に遊べるようになり、ゲームの先には友達や仲間の存在があるよう感じれたり、プレイ中は実際に見えてない相手と言語、非言語のコミュニケーションが発生するようになったそうです。
そのため、子ども達にとってゲーム内での地位が現実とリンクしたり、ファッションアイテムを購入する感覚でゲームのアイテムを購入したりゲームに対する価値観も変化しているそうです。

 

子どもがゲームの時間を守らないときに、保護者の方は電源を切ったり、無理やり中断させてしまいがちですが、子どもにとってオンラインゲームを途中で中断することは、例えると公園で子どもが友達と遊んでる最中に無理やり連れて帰る行為と同じようなものなのだそうです。

ゲームは子どもたちのコミュニケーションツールとなっており、ゲーム内で子供たちが見出している価値を大人が理解できてない。また、オンラインでコミュニケーションを行うもそれに対しての教育が行われていない事が現状の課題としてあるそうです。

子ども達は日々進化するゲームに適応はできても対応ができてないという現状の中で、まずは「何をやっているか知ること」を大切に、大人、子どもともに正しい知識、認識を身につけ、子ども達にオンラインコミュニケーションの教育をしていくことが大切だとお話いただきました。

勉強会に参加した中学生は「ゲームの良いところ、悪いところを含めてとても分かりやすく説明してくださり勉強になった。」「親世代のゲームは自分たちと違うスタイルということを初めて知りました。親の時代のゲームのことも色々聞いてみたいと思いました。」
親子参加された方は「参考になる話でとても分かりやすかったです。子どもとゲームについて話すよい機会となりました。」と話していました。

【eスポーツ勉強会】
2020年2月23日(日)14:00~16:30
開催場所:ももたろう・スタートアップカフェ(イコットニコット 2階)
講師:ANCHORS株式会社 河内山翔平氏
ここ数年で大きく変化してきている子どものゲーム事情について、
周囲の大人や教育者の知っておくべきポイントを解説。
これからの子どもとゲームの関わり方について
どのような危険がはらんでいるか?
どのような教育が必要になってくるのかをお話しします。