活動レポート詳細
10/23(木)ネタ不足・スキル不足・配信力不足を解決するプレスリリースセミナー
10月23日に『ネタ不足・スキル不足・配信力不足を解決するプレスリリースセミナー』が開催されました!
「メディアに取り上げられやすいネタが見つからない」「記者を惹きつける書き方が分からない」といったプレスリリースに関する悩みを抱える方に向けた実践的なノウハウを学ぶことができるイベントでした。
講師としてお越しいただいたのは、株式会社Toride代表取締役/PRTIMES公認エバンジェリストの柳井孝文さん。発信力不足に陥る企業へのプレスリリース発信支援事業に取り組まれているほか、ご自身が開発されたプロダクトが「プレスリリースアワード BEST100」に選出されるなど、発信の実践者としても活動されています。

【タイムスケジュール】
18:00 ー 18:30 受付開始
18:30 ー 18:35 オープニング・ももスタ紹介
18:35 ー 20:10 セミナー・ワークショップ
20:10 ー 20:20 アンケート、写真撮影
20:20 ー 20:30 交流会・クロージング
セミナーは「そもそもなぜ今、PRが大事なのか?」という問いからスタート。情報があふれる現代、自社だけで発信をしてもわざわざ追いかけてくれる人は少なく、すぐに埋もれてしまいます。そんな中で、プレスリリースが社会との接点を築く強力な手段であることをお話しいただきました。
「そうは言っても、書くネタなんてそうそう無い」「新商品を出すとかじゃないとリリースは書けない」と思いがちですが、実はその限りではありません。柳井さんによると、「ネタの切り口」を変えることで、新しさがなくても伝え方次第で十分メディアに取り上げられるとのこと。実際に掲載されたユニークなプレスリリースの事例もご紹介いただき、「そんな内容もリリースになるのか!」という感想を持ちました。友人が思わず紹介したくなるようなネタはないか、と自問してみることが魅力あるネタを客観的に考えるヒントだと教えていただきました。

続いて、プレスリリース作成におけるコツの解説へ。要点を冒頭に持ってきて将来の展望も漏らさず語る「結・起・承・転・展」という独特な構成手法や、記者が読みやすくするために平易な表現を使う、タイトル案を何案も出して他の人から評価をもらうなど、すぐにでも活かせるテクニックを伝授していただきました。
だけど何より一番大事なのは「想い」であると柳井さんは強調されていました。最近は、AIを使えば誰でも綺麗でまとまっていて読みやすい文章が書けるようになってきました。しかし柳井さんの体感としては、「AIに任せて書いた文章」よりも「人が紡いだ文章」のほうが評価されるケースが多いとのこと。想いを込める部分をAIに任せてしまって本当に良いのか。任せるならどこまで任せてよいのか。プレスを書くときは一考する価値がありそうです。

さらに、プレスリリースの配信方法についても具体的に解説していただきました。前提として、地方向けであれば記者クラブへの持ち込み、全国向けであればPR TIMESなどの配信プラットフォームを利用することになります。今回はPRTIMESを例にプレスの作成方法、発信のプロセスについて解説していただきました。
最後には、参加者の方が実際に過去に作成したプレスリリースを元に、柳井さんがその場でフィードバックを行う“公開壁打ち”も実施。タイトルと本文のミスマッチ、訴求ポイントのズレなど多くの改善案が挙げられ、参加者の視点でも大きな学びがありました。「(限定コラボ商品なので)“限定”という2文字を入れるだけで印象が変わる」といったコメントもあり、ほんの少しの工夫で全体の印象は大きく変わることを実感しました。

ネットには書かれていない、プレスリリースを作成から提出までに重要なポイントを今回のイベントでは余すことなく伝えていただきました。参加者の皆さんも、このセミナーを踏まえてさらにパワーアップしたプレスを打てるようになることを願っています!

最後はいつものももスタポーズで集合写真!
ご登壇いただいた柳井さん、イベントにお越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました!